慢性糸球体腎炎(IgA腎症など)
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慢性糸球体腎炎
慢性糸球体腎炎とは、腎臓の中の糸球体*という、血液から尿を作る部分に持続的に炎症を生じている病態を指します。慢性糸球体腎炎は糸球体に炎症を生じる疾患の総称で、その中にIgA腎症、膜性腎症などが含まれます。血尿や蛋白尿を生じ、持続することで次第に腎機能が低下していきます。多くの慢性糸球体腎炎では蛋白尿が多いほど腎不全に至りやすいことが知られています。
* 糸球体とは、毛細血管の塊で、血液を濾過し尿のもととなるもの(原尿)を作る構造です。1つの腎臓に約100万個の糸球体があります。

蛋白尿が多い場合や、活動期の糸球体障害を疑わせるような血尿が認められるときには積極的な治療の必要があると考え、 腎生検と呼ばれる組織学的検査(腎臓に針を刺して組織の一部を採取します)を施行し、各々の疾患に対する治療を検討していきます。病気が進み過ぎていると思われる場合には、治療による腎機能の改善は期待が難しくなります。早期の受診が重要な病態と言えます。